聖母殿退魔局13課所属の退魔士。コードネームとは裏腹に、彼女の能力は「血液使い」である。

自らの血液を武器とし、相手を刺し貫く。また、血液をコントロールすることで欠損した部位をつなぎ合わせ、あるいは機能を補うことで物理攻撃に対する抜群の耐久性を誇る。しかも血液が一滴でもあればそこから増殖して再生することもでき、事実上不死身といっていい。その姿はほとんどアヤカシだが、生物学的にはれっきとした人類（の変異種）である。

その体質を生かした、ノーガードのカウンター戦法を得意とする。不死身の生命力を誇るはずのアヤカシ相手に磨り潰しあいを挑み、競り勝ってしまう姿は壮絶の一言に尽きる。

美人ではあるが、会う人全員から「性格が悪そう」と評されるような容貌の持ち主。本人も自覚はしているが気にしてはおらず、実際性格はかなり悪い。鉄の味を楽しむために常に釘を咥えており、その能力を抜きにしても血を見るのが大好きという悪趣味な嗜好を持つ（ただし好きなのはあくまで血であって、傷害や殺戮を好むわけではない）。また、その偽名からわかるとおり（※）俗悪映画のマニアで、その辺を語らせると止まらなくなる。


※モンド・カーネ（MONDO CANE）とは、モンド映画の語源となったヤコペッティ監督の映画「世界残酷物語」の原題である。

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化