「悪いね、どっちが強いとかじゃなく、もうアンタは運命に追いつかれてんだ。」 
「別に悪行を行ったから死ぬとかそんなんじゃない。因果応報ってのは原因があって結果があるっていう当たり前の事言ってるだけなのさ。」
「弄んでるねぇ、死神（アタシ）よりずっと死神らしいよ、アンタ。」


　マーダーインクに所属する殺し屋にして正真正銘の死神。
　普段は鎌を持ち歩き、実際に命を狩る際にはそれを銃へと変貌させる。その方がこの時代の死を象徴しているのだとか。 
　死神と言っても、徒に人を殺す力が有るわけでは無い。ヨミ曰く、消え行く蝋燭の最後の灯火を吹き消す程度のモノらしい。本当は、その灯火を新しい蝋燭に移し変えるのが死神の仕事だ。死神によって殺された場合、その命は新しい命へと引き継がれるのだ。 

　マーダーインク大侵攻により、Ｎ◎ＶＡで大量の人死にが出る事が運命で決まっており、ヨミは仕事の効率化の為に、その組織そのものに所属したと言う事になっている。しかし、本当の目的はそうでは無い。他の誰でもない、この“死神”の如き殺戮会社のボスの最後を見取る為に派遣された一級の死神なのだ。 
　彼女はマーダーインクが無くなるその日まで、彼と共に居続けるだろう。それが彼女の仕事なのだから。 



クーゲル「貴様が仮に本物の死神だったとして、この組織に入れる事で俺に何のメリットがある？」 
ヨミ「アタシらはただの運命の代行者さ。消える直前の蝋燭を切っちまう、それだけの事。死ぬ運命にある者の命しか刈り取れない。 
　でもね、どうせこの街の多くの人間はそもそもアンタらに殺される運命に囚われてんだ、逃げようも無くね。そんな状況下なら、アタシゃあどんなマーダラーよりも確実に命を刈り取れる。分かるかい？」 
クーゲル「フン、いいだろう。仕事だろうと何だろうと勝手にするといい。」 
ヨミ「ククク…これでアンタとアタシは家族ってわけだ。よろしく頼むよ。」 


ヨミ「……今しばらくは、ね。」 


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※鶉衣さんにイラストを頂きました。ありがとうございます！

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化