『今日は物騒なものは持ってきてない、安心して乗ってくれ』
　　　　　　　　　　　　　　　　　―――　操縦者の居ないスポーツカー

『見てみるか、鋼の“怪物”の姿を――！！』
　　　　　　　　　　　　　　　　　―――　人から変じる流体金属の巨人

主にＭ●○Ｎで活動するフリーの傭兵。
傭兵部隊への協力が主な仕事であるが、あえてフリーの立場を維持している。
遠隔操作……<パペットモード>での操縦に長けているようで、
ウォーカー、戦車、装甲車から乗用車まで、状況に合わせたヴィークルを送って操る。
通信上でしか姿を見せないことが多いためかＡＩだとか、ベイビーだとかいう噂も囁かれているが、
稀に本人と思しき人物が出歩いていることもある。

結論から言えば、彼の正体は噂のうちのどちらでもない。
それどころか、彼の駆る様々なヴィークルは遠隔操作ですらない。
多種多様なヴィークル、それら全てが彼自身なのだから。
彼は怪物――あらゆる機械や兵器に変じるヒルコだ。

元々の彼はＮ◎ＶＡ生まれの、ごく普通のストリートキッズだった。
まだ幼い彼は、オカルトとサイバーウェアを融合させた狂ったタタラに改造された。
彼が材料にされたのはその魔術的素質のため。
素体の魂を通じて「機械」の概念にアクセスし、肉体である液体金属から機器や兵器を作り出すという、
聞くだけでも荒唐無稽な液体金属製の義体へと換装させられた。

彼はそのままテクノロジー界への復讐の道具として戦闘用義体に作り変えられる――はずだったが、
実際にはタタラの予想を超えて無尽蔵に鋼の肉体が構築され、戦闘用義体どころかウォーカー同然に変貌。
そのタタラは怪物と化した彼を抑えることも適わず、自らの産物の餌食となった。

幸運なことに、怪物と化した彼を止め拾ったのはク・リトル・リトルであった。
そのままユリウスに拾われ入学、自らの姿と内に眠る火力を御する術を学び卒業した。
現在でもそのあまりに大きな火力と体質のためか、Ｎ◎ＶＡで真っ当に暮らすことを諦め、
Ｍ●○Ｎで傭兵として正体を隠しつつも火力を振るい日銭を稼いでいる。

依頼を受けたりク・リトル・リトルの縁者に会いにいくなりといった理由をつけてはしばしばＮ◎ＶＡに訪れるあたり、
生まれ育った街への未練は捨てきれないようだ。

※コンセプト：ナイアのアイアンメイデン。
<変身>と<融合>と<マトリクス複写>でなんとか外見も普通に。
※アクトへの指針
街中など兵器を出すのがはばかれる場所では「遠隔操作の乗用車（兵器なし）」に<変身>するか
生身の姿でヴィークルを使わないで行動する方向でどうにか。

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化