表向きはアサクサに店を構える古物商・黄昏堂（たそがれどう）の店主。その実態は、聖母殿とサロン・ド・ドルファンの両方にコネを持ち、聖と魔の間を取り持つことを生業とする、アストラル界の揉め事屋である。

長身痩躯に着物姿、年代物の眼鏡をかけた時代劇のような格好が特徴。飄々という言葉がよく似合う、とらえどころのない性格をしている。白髪に金目というかなり特徴的な容姿を持つが、単なる体質であり、術士の血もアヤカシの血もまったく流れていない。術の類はまったく使えないが、多量のマジックアイテムと豊富なアストラルに関する知識、そしてアヤカシすらたばかる口車によって、半端な退魔士など及びもつかない程の実力を発揮する。

関係者を傷つけてまで真相を明らかにするよりは、うやむやにしてでも丸く治める方を好むタイプ。光と闇の間のたそがれを自認し、人の世にもアヤカシの世界にも適応できないはみ出し者を自宅に住まわせ、かくまっている。その性分ゆえかアヤカシにえらくもてるが、当人は死んだ妻に操を立て続けている。いつか彼女が化けて出ることを期待してわざと仏壇の手入れを怠っているなど、ちょっとひねたロマンチストな側面もある。

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化