「殺し屋だから刀振り回すとか、銃で狙撃するとか、思った？ごめんね──ボクの武器は人の心を蝕む『毒』なんだ」
　　──艶やかな、死へといざなう笑顔。

　「『愛シテル』も『大嫌イ』もいらないもん──どうせ、ほしくなったらいくらでも言わせられるし」（ごろん）
　　──勝手に他人の家に上がりこんで、ベッドで寝るな。


　ストリートを徘徊している少女。童顔、均整の取れた体つき、ラフで露出高めな格好からコールガールに見られがちだが、ほとんどの男は「2度」は彼女に声をかけないらしい。
　その正体は金をもらい殺しを請け負う殺し屋。
　卓越した技で武器を振るうカタナでもなく、一撃必殺の狙撃を放つカブトワリでもなく、闇からひそやかに標的に死をもたらすカゲでもなく。
　艶やかな笑顔と恐怖で、肉体でなく心に静かな死を運ぶ、マネキン。

　今では記録にも残されていない、とある企業の研究所。
　かつて、そこでは様々な軍事用の研究がなされ、その被験者たちは「使い捨て」られずに生きてゆくための、望まれる結果を出すために、同じ被験者たちと「実験」と称する殺し合いを続けていた。
　──最後の勝者が、研究所ごとすべてを滅ぼすまで。

　最後の1人となった少女は旧い言い伝えにならって、自嘲気味に自分のことを『蠱毒』と呼んだ。もっとも、寂しがりやなくせに、その卓越した精神操作能力ゆえに他者を信じないことから、いつしか『孤毒 Alone-Poison』と皮肉をこめた二つ名で知られるようになるのだが。

　気に入った知り合いの部屋に勝手に上がりこんで冷蔵庫の中身を食い荒らし、ベッドを占拠してること多し。

http://zerotoki.web.fc2.com/gazou/kodoku.html
零時さんに描いてもらいました。ありがとうございますっ！

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化

■メイクアップデータ
一般技能+2(10)社会+2(10)コネ+3(15)カリスマ特技+2(10)マネキン特技+1(5)ヒルコ特技+1(5)ヒルコ奥義+1(25)アウトフィット(40)　計120