「―――……ふ、任せろ。この私に解決出来ぬ事件など無い」
　　　―――いや若、もう少し慎重にね？
　
「く、わ、私を軽くあしらうとは！だが甘い！私はともかく、私の眷属を舐めるなァ！！」
　　　―――あー、若。結局オレら任せっすか？
　
　ブラックハウンド特殊捜査課に左遷された若き隊員。
　正義感は強いがプライドも強く、綿密な調査を放っておいて勘で真相に接近する厄介なナマモノであるが故に左遷されてきた。
　金髪碧眼。先天的に偉そうな西洋風の青年。
　常に黒い外套に身を包んでいるため、非常に怪しいが……一応れっきとした警官である。
　
　―――と、いうのは仮の姿。
　本来は、吸血鬼と人間のハーフ……ダンピール。
　それも、それなりに高位の血統の吸血鬼の、だ。
　だがしかし。彼は人間の身体能力と吸血鬼の弱点を見事に受け継いでしまったのだ。弱点＋弱点＝最弱。ぶっちゃけ使えない若君の出来上がりである。
　アルドラのところへ修行と言う名目で出向させられていたが、アルドラもどうしたものかと扱いに困り―――そして思いついた。
　
　『人間がなにやらアストラルに対する警察組織を作るっぽいから、そこに投げ込んでおこう』
　
　要はスパイ。しかし、実質ただのお払い箱。
　だが、彼は元々貴族的な性格で―――それ故に貴族的な正義感のあった若者である。
　厄介払いということに気付いているのか居ないのか、今日も元気に捜査に精を出している。
　
　ちなみに口は悪いが子供とお年寄りには優しい。
　尚、外套は眷属である蝙蝠が変化したもの。実は戦闘も情報収集も殆どが眷属任せで、本人は殆ど役に立たなかったりする。
　漆黒の外套は、実は眷属の蝙蝠が集まって出来てたり。

キャラクターイラスト・ラフ：http://zerotoki.web.fc2.com/gazou/feil.html

▼能力値上昇
▼技能修得 5+15+25+10+10+5=65
▼常備化 50

防御力：7/3/4/11
最大達成値：防御（受け）10+札
　　　　　：防御（狂信者）7+札
　　　　　：攻撃（物理）8+札
　　　　　：攻撃（精神戦）7+札
最大ダメージ：物理は恐らく　刺12+札
　　　　　　：精神戦　8+札