「人魚の故郷は　溶けぬ氷の下に。帰れぬ人魚は　故郷を想う。
　故郷を想って　人魚は歌う。そして流す涙は　誰が拭うの」

「あの。…初めまして…宜しく、ね」
　電柱（あるの？）の影からこそこそもじもじ。

“The Pure Singing”Célestine
最近、N◎VAで少しばかり知られている美貌の女性歌手。
透明感のある愛らしい歌声を持ち、主に若い女性の支持があるらしい。

彼女は人間ではない。元々は、海の底に住んでいた。所謂『人魚』と呼ばれる種族だ。
あまりに稀有なヒルコである彼女は人間に捕えられた。そして様々な実験を受けた後、更に肉体を改造を施された。サイバーを無理矢理に埋め込まれ、遺伝子を操作されて足を得た。
かつての人魚伝説では、人魚は足を得る代わりに声を失い、そして歩く度に足には激痛が走ったとされるが、彼女にはそれがなかった。だが自由など何処にもなかった。

しかし彼女はある意味、運が良かった。
彼女を捕えた研究所で事故が起こり、その騒ぎに乗じて彼女は逃げることに成功したのだ。

そして命からがら辿り着いたのが、トーキョーN◎VA。
彼女は、独りぼっちで歌った。
数ヵ月後、彼女の名前はストリートで知れ渡るようになった。

今でも人魚になることは可能。普段はマトリクス模写の効果で人間になっている。
ただ、深い海底にある故郷で住むには、彼女は強引に肉体をこの陸の環境に合わされてしまい、もはや元に戻すことが出来なくなってしまった。だが人間を恨んではいないと言う。――人見知りはあるようだが。
実は清和学院高等部一年生らしい。

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化

ワールドオーダー対応中。残７点