「きるあ的に言えば、人殺しは人殺し、それだけ。ん〜、きるあに言わせると、足を前に出すと歩けるってみたいに、人を刺すと死ぬっていうだけのことっていうか、まあそんな感じかな？」

「きるあ流でいうと、きるあにはボタンがついてないのよ、だからベルトで縛らないとばらばらになっちゃうの。でも、きるあが思うに、ベルトだと締め付けるだけで留めらんないから、どっかがずれちゃうのよね」


清和学園の初等部に通う１０歳の女の子。色々と変わった子だが、特筆するべき最大の特徴は、彼女が殺人の天才であるということ――すなわち、常人をはるかに超える運動能力と、呼吸するかのように殺人を行える精神構造を持っているということ――である。

殺人の天才とはいえ、殺人を楽しんでいるわけではない（より厳密に言うと、彼女は殺人という行為に対し何らかの感想を持つことがない）ので、必要がない限り――つまり、相手を殺す何らかの必然性がない限り人を殺すことはない。しかし逆に言えば、それは殺す以外の方法がないと判断すれば躊躇なく誰でも殺すという意味でもあり、実際過去には、彼女が殺人者であるということを知りかつその事実を隠しきれないと判断した友人を、自分の生活を守るために殺害したこともある。そういう意味では、非常に危険な少女。

基本的には平穏かつ平凡に楽しく暮らすことが目的であり、殺害もそれを守るために行う。それゆえめったに人を殺す機会などない筈なのだが、なぜかその刃を振るわざるを得ないような事件に巻き込まれる頻度が異常に高い。また、彼女が『彼』と呼ぶ人物を探しており、例外として『彼』に関係しそうな、あるいは『彼』の影を見出せそうな事件には自分から積極的に介入する。

話す時に「きるあ的には」「きるあに言わせると」「きるあ流だと」「きるあっぽく言うと」のような独特の枕を置き、また代名詞を使わず、必ず相手を名前で呼ぶ―名前が判らない相手でも、外見や立場で個人が特定できる言い方をする―という癖がある（前出の『彼』のみは例外。何故例外かというと、当人いわく「『彼』は『彼』としか呼び様がない存在だから」らしい）。また、ベルトに強いこだわりを持ち、常に５本以上のベルトを体のどこかに巻いている。これらの奇行が彼女の特性ゆえのものなのか、まったくかかわりなくただ変わっているだけなのかは不明。

イメージイラスト（ラフ）
http://chiisanaie.up.seesaa.net/image/kirua.jpg


※ＰＬ注：
　『彼』については、アクトに参加する動機を作るためのギミックです。
　よって、「『彼』に関係してるかと思ったけどまったくの空振りだった」で何の問題もありません。

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化