「我は願う−ハイル−、我は命ずる−ハイル−、組みあがれ若緑、契約なき存在よ槍へと変われ」
　　　―――学んだ術は、槍を作り出す術。


「優秀な妹が居ると、兄の威厳を保つのが大変だよ、ホント」
　　　―――兄弟は居るのか？　と聞かれ。

「――あぁ、受け入れよう――キミを」
　　　―――大切な者を抱いて。


　聖母殿退魔局所属の槍使いで魔術師。
　彼は服の袖や懐、鞄の中などに何故か木の枝を大量に所持している。
　…この木の枝の種類は宿り木と呼ばれる物と少し知識のある者ならば解るだろう。
　何故、彼はそんな物を大量に所持しているか？
　理由は簡単、コレが彼の“武器”なのだ。

読み：“アウト・コントラクト”さえき けいや


以下読み飛ばしてＯＫな設定。
　冴樹家の長男として生まれたが、何の因果かその身は“魔術刻印”などの“契約”を行う事の出来ない体質とｻｲﾊﾞｰｳｪｱを拒否する身体だった。
　“血”故か、魔術を扱う事は出来、その技術にかけては一時天才と呼ばれるほどのものだったらしい。
　だが、２年後に生まれ、ほぼ同時期に魔術の道を歩んだ妹は“冴樹”の“魔術刻印”を完全に受け入れられるある種特殊な体質と魔術師として射撃手としての才をもっていた。
　――その事実を、物心ついてからの数年と魔術の道を歩み始めた初期に気づいたと言う意味では彼もまた奇抜な人なのだろう。
　…それから彼は己の力の方向性を模索し…偶然か必然か解らないが、彼はその努力の果てに己の才を見出した。

　過去の伝承、神々の黄昏の引き金の一部。
　若すぎるが故に契約の対象外となった若緑――“宿木”との契約の最中に起った“ミストルティン”との契約。
　――彼の才能は、開花した。

　神殺しの槍を手にした事で、聖母殿の枢機卿に目をつけられスカウトされた。
　ソレを機に聖母殿に籍を置きつつ、己の魔術の研究をしている。

▽アイテム設定
“加護撃ち貫きし若緑の槍−ミストルティン−”
　“光の神バルドル”を射殺したとされるヤドリギの槍。
　元々は、この星の物質の中で唯一バルドルを傷つけられると言う特性だけの槍。
　だが、神話や伝説の口伝を通してその概念が変容し“無敵”や“不死”“守護”や“加護”と言う概念を“貫く”槍と伝えられるようになった。
　“神殺しの槍”とも伝えられる。
　概念は同じ銘、同じ材質、同じ武器に“感染”し“伝染”する法則。
　かくして“類感”の魔術によって生み出された槍は、伝説と同じだけの力を持つにいたった。

▼能力値上昇
▼技能修得
35+20+10　65　10+20+10　40　105
上昇：ｺﾈ:5
▼常備化
15

計：105+15　120-120　0

取得予定
技能：〈知覚〉1Lv　〈売買〉1Lv
常備化：真銘装備(30)
　法具眼(10)+ｻｰﾄﾞｱｲ(15)+金剛力士(12/3)=(妖精眼相当)