「うん、確かにボクは剣士としては３流だよ。でもね、”剣の使い方”なら誰よりも知ってるつもりさ」

アヤカシ狩りを生業として旅をする少女。
剣を持ち、剣士を名乗ってはいるが、背も低ければ力も無く、腕はもちろんからっきし。
だが、それも普通の剣を扱えばの話。
自らの意思を持ち、自ら動く剣を扱う事に関しては他の追随を許さない。
すなわち、彼女の本質は”剣士”ではなく、”剣使い”なのである。

かつて、とある魔剣に見出され人鞘にされた過去を持つ。
”彼”は彼女を利用し、己に最適化するべく育て上げ、彼女はそれに応えよく”彼”をサポートした。
”彼”と彼女はよく戦った。共に過ごした時は短かったが、その間に屠った敵は100を超える。
だが、”彼”と彼女の力をもってしても敵わぬ強大な敵との戦いにおいて”彼”は彼女をかばい、その永遠であったはずの命を投げ打って敵を道連れに深淵へと消えた。
最期にただ一言「生きろ」とだけ言い遺して。
魔器が情に流された下らない話として一笑に付してしまえばそれだけの事。
それでも、”彼”の残した技術と想いは今も彼女の中に息づいている。

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化