「それでも････守りぬきたいんです･･･（ゴホッ）　
　ただ何もしないだけじゃ、いられないんです･･･（ゴホッゲホッ！）」

ナイトワーデン所属のカブト。
･･･なのだが、その様子はおよそ屈強とはかけ離れている。
常に青白い顔で咳をして、覚束ない歩きでクライアントを追いかけ、
いつも薬を飲みほしている･･･カブトとして致命的なほどに病弱なのだ。

常に服用している薬抜きには外を出歩く事すらままならない。
そんな体を引きずるようにしてクライアントを守る姿は、
見ている側のほうが痛々しい。
その身とクリスタルウォール自体ではなく、
「守る」という意志だけで戦っているかのようにさえ思える。

彼には謎が多い。
これほどまでに病弱であるにも関わらず何故ナイトワーデンに入社できたか？
そして何故今なお在籍が許されているのか？
何がそこまで彼を「守ること」に駆り立てるのか？
･･･何より、そんな体で何故クライアントを守りぬくことができるのか？
「運がいいだけです」と彼は言うが、それだけで生き残れるほど甘くはない。

ただ彼が、自分の命が消えてなくなるその日まで、
ずっと誰かを守ろうとし続けることだけは確かだろう･･･。

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化