「私たちは生まれ変わらねばならない。理想を現実にするための力ある組織として」
　　　　　　　　　　　　――“新たなる声”、セニット議員就任の挨拶――

凋落したTF。戦争の道具に利用され、司政官の道具としても利用され続け…今は代表も行方が知れず、名声は地に落ちた。もう、過日の理想を信じるものなど数少ない。
だが、そんな時に一つの事件が起きた。
T.F.所属の一人の青年がセニットの議席を勝ち取ったのである。無論名義はT.F．のものではなく、新たに設立された福祉事業団体。それの経営基盤を築き、企業として認められ、見事に議席の一つを勝ち取ったのだ。

その代表取締役に就任している青年…その経歴は決して褒められたものではない。
帝都大学法学部学部在籍中に司法試験に合格、修習期間を優秀な実績と共に終え、エリートとして嘱望されていた…が、行き着いた先はヤクザの顧問弁護士。恩返しとの話だが、これには誰も彼もが驚いた。…変わり者、である。

現在彼は“新たなる声”と称し、新たな求心力となろうとしている。
それが上手くいくのかどうか……今、注目の的であると言えよう。

▼能力値上昇　70
▼技能修得
▼常備化