「ん～、今日もいい天気ですね」
　　　　　　　　　　　　――青く澄んだ空を見上げ、目を細める。

「詠唱(キャスト)ではなく演算(キャスト)。故に、僕の術式は最速です」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　──二つ名の由来。

「言いたい事があるならば、続きは地獄の悪魔にでも語るがいい。――少なくとも彼等は、今の僕より寛容だ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――怒り
　
　N◎VAで活動するフリーのニューロ。退魔業を兼業する。
　ク・リトル・リトル卒業生の一人。アストラルとウェブ、異なる二つの力を操る能力を持つ異能者。
　かつての才気走った感はなりを潜め、のんびりした性格の青年となった。だがその力が衰えた訳ではなく、むしろ順調に成長した結果、安定感が増したとも言える。
　その力故にか、知識に触れる事が楽しいらしい。職も、仕事というよりは本人の趣味の延長といえるだろう。
　ニューロでありながら活字中毒者でもあり、暇があれば常に本を読んでいる。本人曰く、「情報を様々な手段・角度で入手出来るのは面白い」との事。仕事が無い時は図書館や古書店を巡り歩いている。
　現在幼馴染と同居中。

　WEBで囁かれている噂。
『MIDがたった一人のニューロを、やっきになって追いかけている』
　本名、性別、年齢、経歴、etc……それら個人情報の一切を、大国の諜報組織が突き止められずにいるウィザードがいるというのだ。
　『彼』に関し、解っている事は二つ。そのニューロが使用しているハンドルネームと、一度はMIDの網にかかりながら、自分に関する総ての情報をその中枢サーバーからも、捜査員の記憶からも消し去る事で逃げ切ったという、冗談のような事実。
　数ある憶測の一つによると、『彼』のハンドルネームは“閃光-Lightning-”というらしい……。

外見
　黒のローブに外套という御伽噺の魔術師にた格好。師である篠塚煉のそれとも似ている。
　常にメガネ着用。杖を手にしている事も多い。
　
■情報流の魔眼
　彼の瞳は生まれたときから、アストラルとウェブ、存在しながら存在しない二つの世界に干渉する事が出来る『力』を持っていた。その『力』故に、両親が知己であるユリウスに預け、以降ク・リトル・リトルで育つ事となる。
　現在は魔眼の能力を抑える呪具(眼鏡)によって、普段は能力を限定し、レインにも制御できるようになっている。

2012/02/14　OE対応リビルド
イラスト：揚さん。多謝！

▼能力値上昇
▼技能修得(70)335
▼常備化(50)158