本名：武上　将(たけがみ・すすむ)。武上本家現当主・登の実兄に当たる。
霊力も剣の腕も将の方が上であったが、剣での殺戮を好む性格と霊力制御の甘さとが原因で霊力を封じられた上にて武上本家当主の資格を失った過去を持つ。
実のところ、“白の治療者”武上基に癒しがたいアストラルへのトラウマを植え付けたのは彼である。当主としての資格を剥奪された当時、夏姫はまだ生まれていなかったので、霊的な資質を持って生まれた基に自分が持っている鬼の魔…その一部を植え付けて、心の内に擦り込んだ経緯がある。本来持っている基の霊力自体は分家筋並びに片桐の血が色濃く出たものであり、きちんとした修行をすれば歴とした退魔師としての力を得られる程のものではあるのだが、この男によって植え付けられたトラウマによって霊的現象を忌避してきた結果、アヤカシに反応する基の霊力は既に制御不能なものと化している(これを誤魔化すには〈人化〉が必要)。

片桐家・並びにロイド家といった聖母殿に関わりの深い一族との繋がりを持つ武上本家に対抗するべく、力あるアヤカシと契約し自らも強大な力を持ったアヤカシとなった。武上本家の血を根絶やしにすることが、彼の望みにして生きる意味。


狙うは、霊刀『建御雷』。過去にも幾度か『建御雷』を狙って森ノ宮神社に侵入しているが、いずれの場合も登と夏姫(或いは登と優姫、登とクリフ)によって退けられてきている。

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化