「ふふふ。3分21秒。今日も完璧だ」

白衣の下には、素肌。素肌の表面には・・・歯車・・・？
いや・・・時計のギミックだ。

「先生、また記録計りながら手術してましたね！」
「うっ・・・。まぁ、いいじゃないか。早くこなせればそれだけ人をさばける。そうすると利益が上がる。私はうれしい」
「まったく。言ってることは理想的ですけどね、先生の場合セリフにお金のにおいがするところが問題なんですよ！　せっかく医者らしい人に出会えたと思って就職決めたのに・・・」

ここはハンス医院。
Ｎ◎ＶＡに数ある個人病院だ。ブラックハウンドの嘱託医も兼任している。
そのせいか、類は友を呼ぶのか、院長であるハンスは腕はいいのだが、患者を人間扱いしない医者で有名である。金か物としか見えないのではないかという気すら周りに思わせる。しかし治療の効果は抜群のため、患者は我慢してこの病院へと足を運ぶのだ。
また、人体実験をしているといううわさも出ている。
あるホテルで、受付嬢に薬を飲ませてデータを取ろうとした事件は、ブラックハウンドにもみ消されたものの、関係者の中では有名な話である。凄腕のカリスマに金を渡して弁護を謀ろうとしたことも、彼の性格をよりいっそう浮き彫りにしてしまった。

「保釈金なぞいくらでも払ってやる。私を誰だと思っているんだ！　早く釈放しないと治療が遅れて死人が出るぞ！」

・・・他の医者に彼の性格を治療してもらうほうが先かもしれない・・・。

▼能力値上昇
▼技能修得　発信機＋１、スタンドダウン＋１、ブランチ：ドクター１
▼常備化
▼ブランチ：ドクター１