「マンデイン、アストラル、──そしてウェブ、か。
　世界は広いね、もっとよく識らないといけないな」

聖母殿にて幼少から教育を受けたものの、実用性重視の雰囲気と反りが合わず、
アストラルとマンデインの関係性を基礎研究するため聖母殿を辞した若き魔学者。
もとより魔術の素養はそこまで高くなく、彼を惜しむ声もさほど無かったが、
新たな道を決意した彼には別に悔しくも何ともない。本当に悔しくなんてない。

計測器具がずらっとぶら下がった研究着は少々目を引くので、
街中で見かければすぐそれと判るだろう。
彼はいつでも世界を“解析”し、その意味を考え続けている。

上述の通り魔術師としては平凡な能力しかなく、アストラル経由の単純打撃ができる程度。
速くも鋭くもなく、心得ある者なら容易に躱してのけるようなシロモノ──
だが、“解析”に従い緻密に構成されたそれは見た目以上に厄介だ。

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化