「──奴が滅んだ？　関係ないな」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　──変化しない。死者故に
　
　最近、ストリートに姿を現すようになった男。長身痩躯を長いコートに包むその姿は、まさに不審者。それでも職務質問を受けないのは、妙に薄い印象と、関わりあいたくなくなるような、矛盾した二つの雰囲気からか。
　戦闘スタイルはそれほど奇抜なものではなく、ただ銃を向け、引き金を引く。彼が行うのはたったそれだけ。どんな武器を持っていても、何が相手であっても、それは変わらない。
　尚、彼は死者であり、目的は復讐──だった。復讐の対象は既に滅び去り、彼の目的は未来永劫果たされない。それでも、彼は復讐のために狩りを続ける。
　何故に？
　死者は、その“時”を永遠に停止しているからに他ならない。
　もはや遂げることのない復讐のために更に死を積み上げ、彼は何処に行くつもりか、それとも何処にも行くつもりなどないのか。
　真意は誰も知ることはない。


プレアクト購入：装備欄※印参照
　
名前の綴り：Rot･Ailater

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化