「命を捨ててでも？　最初から捨てるつもりの命に、何の意味がある。
　いっちょ前に悲壮気取る暇があるなら、その分精進しろ」
　――後任への言葉。

「俺が社から遣された意味は、お前さんがよーく分かっているはずだ。
　だから、な？　『覚悟』なんぞ殊勝なもんはさっさとドブに捨ててくれ」
　――死神の刃。
　

(読み:“Flash Shadow”しば　つぐお)
　千早重工査察部後方処理課所属の非合法工作員。表向きは営業部所属。
　専門は社内･社外を問わない武力の行使と、高い隠密能力を生かした諜報。
　長年、社長の千早雅之の直属にして忠実な懐剣を努めている古参格。
　彼の忠誠は千早重工にと言うよりも、社長・千早雅之ただ一人に捧げられている。

　妻子持ちで、愛妻家・子煩悩。 
　子供は現在、長女･小百合、長男･雄太と次女･早津紀(双子)の三人。そして愛妻・由佳梨は大恋愛の末に結ばれた恋女房であり、彼女にはどう足掻いても頭が上がらない。

　彼はかつて、死神と評された始末屋である。
　イワヤトに篭ろうとも、どんなに硬いプレートで身を守ろうとも、彼はターゲットの背後に現れ、一瞬にして命を奪う。そして、跡形も無くその場を去る。
　だが十数年前を境に、死神は姿を消した。死んだのか、足を洗ったのか、それとも身を潜めているだけか――真相は闇の中であるがゆえに、今もなおその名を恐れる者は少なくない。

　好物はプリンを始めとした甘いもの。その一方で酒豪でもある。
　ちなみに彼なりのポリシーなのか、それとも他に理由があるのか、サイバーウェポンや人工筋肉、ドラッグは導入していない。それは一方で、彼の忠誠心が企業教育の賜物ではないことを示している。

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化