「僕はただの研究員なんだぁあぁぁっ！！！」
　　　　　────　経歴と実績がそうは言ってねぇんだよ


　いや、本当に、専門はウォーカーを中心としたヴィークル開発局の研究員なのだ。
　ただ、人よりちょっとだけ機転が利き、ほんのちょっとだけ人より幸運で、人よりものすごく不幸なだけなのである。

　たとえば。
　兵器開発のために出向したミトラス支社で、トライアンフの陰謀で『何故か』暴走したウォーカーを、『たまたま』陰謀ごと鎮圧したり。
　新製品のロケテストのために出張した南米アルカナム共和国で、支社が『折悪しく』テロにあって壊滅する中『運良く』現地の反政府ゲリラと合流して、『まぐれ』でテロリストを壊滅させてただ一人生還したり。

　──そんな事態が起こる度に、特例措置として彼の身分は一時的に後方処理課に預けられていたのだが、武勇伝が積み重なるうちに、それが常態化していく事になったのだ。

早川「あーっ！もう、何でこんなトラブルが立て続けに起こるのよ！人の手が足りないじゃない！……ああ、そう言えば『彼』が居たわね。彼にも手伝ってもらいましょう」

　……そんなことで良いのか後方処理課。

　・生まれ付いてのスラップスティック体質。
　・安定した職場と給料のために、命がけレベルの無茶振りにも最後は『イェッサー(泣』
　・特殊工作員としての実績は英雄レベルなのに、研究員としては並の並。


「畜生-NEURO-！絶対に生きて帰ってやるからなぁぁぁぁっ！！！」
　　　　　────　気をつけろ、それは死亡フラグだ。

Emilio=Saijo

▼能力値上昇　　：0点 (初期：10点)
▼一般技能修得　：30点=0+0+30 (初期：45点=15+15+15)
▼特殊技能修得　：0点=0+0+0+0 (初期：40点=10+0+20+10)
▼常備化　　　　：0点=0+0+0+0+0+0+0+0+0+0(初期：25点=0+3+18+4+0+0+0)