「この厳しくも温かい自然に感謝し、歌を捧げましょう」

真教協会の中で日夜聖歌の指導をしている、若きシスター。
彼女の率いる聖歌隊は極めて技術力が高く、周囲から羨望や憧れの目で見られる事もしばしばであるが
その選抜基準や指導方法を知る者は、誰一人として存在しない。
また彼女らは不定期に拠点を移しており、滞在中も不意にスケジュールをキャンセルする事が多々あるが
教会側はこの理由について何も語らず、民衆からの興味と噂の対象になっている。

「目標を確認。総員、斉唱せよ！」

さて、その謎に満ちた集団の本質は、聖母殿退魔局に所属する戦闘集団だ。
アストラルへ新たな方向からの干渉という研究の一環として
聖母殿は以前より着目していた“芸術”それも、現場で即座に展開可能な“歌”の力にメスを入れた。
攻勢意思の利用に特化したトロン、アル・セコイアを製造し
それを運用するために各地の孤児院などから適性のある子供たちを集め
更にクラスタ総括者としてシャウラを配置したのが対アストラル戦特別対応班“撃滅聖歌隊”である。
その設立と指揮系統の特殊性から局内での配置は決まっておらず
部署を問わず司祭以上の権限を持つ人全ての指揮に入っている。

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化