「あの世に行く前に、この世で性根を鍛え直せ」

「死に損ないの屑鉄も、鍛え直せば鋼になる、か」



ケルビムのホンコンＨＥＶＥＮ支部に所属する刑事。

Ｎ◎ＶＡ出身。
両親はともにブラックハウンドの刑事。
幼い頃から両親の背中を見て育った鉄生も、所属機関こそ違うが両親と同じ道を進んで警察官となった。
現在は支部内の対アストラル犯罪課に在籍している。


外見は、端正だが甘さのない顔立ちをした青年。
長身で常に厳めしい表情を崩さないため、初対面の人間からの印象はあまり良くないし、顔見知りでもあまり親しくない人間からは「とっつきにくい奴」だと思われている。
実際彼は犯罪者に対しては一切の妥協や躊躇のない、厳格な正義の執行者となる。

ただそれ以外、日常の彼は温和で物静かでくだらない冗談やコメディーが大好きな、ごく普通の青年である。
趣味は車と読書。ただし趣味で読む本は漫画や滑稽本がほとんど。車については学生時代にどっぷりはまっていたらしく、資金作りのアルバイトに明け暮れて学校を退学になりかけたらしい。本人曰く運転技術はプロ級とのこと。

同い年の同僚、ローレンス・趙とはバディを組んでおり、仕事以外でも一緒に遊ぶ仲。
ローレンスは直情型の熱血漢で、小柄でホットなローレンスと大柄でクールな鉄生は周りからは「凸凹コンビ」と呼ばれていた。

だがローレンスと共にあるアストラル犯罪を追っていた時にローレンスは犯人の凶弾に倒れ、鉄生自身も瀕死の重傷を負ってしまう。

虫の息だった彼は中華最高陰陽議会が試作した義体型人造宝貝“黄巾力士”の実験体として目をつけられ、試作型改造仙人第1号として甦える事になった。

ただし移植手術の後遺症か、それとも人造宝貝とサイバー仙人骨がうまく適合しなかったのか、現在の彼は記憶の一部を失っており、感情も生前より希薄になっているようだ。

「法は万人に平等だ。だが、法の枠外に住まう者達もいる。そういった者達と対峙する時は…己が法になるしかない」

「お前には弁護士を呼ぶ権利がある。お前には黙秘をする権利がある。ただし…これらの権利の享受はお前が法の庇護下にある場合に限る！」



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鉄生が所属する対アストラル犯罪課は、中華最高陰陽議会によって悪と認定されたはぐれ術者や妖怪仙人（アヤカシ）と戦うための部署である。

もともとケルビムと中華最高陰陽議会の協力関係（というか癒着関係）からアストラル犯罪課が出来たのか、それとも活動を重ねる内に両者が協力するに至ったのか今となっては定かではないが、ともかく両者の間には強いパイプが存在する。
中華最高陰陽議会は犯罪者の情報提供やマジックアイテムの貸与をし、ケルビムは捕縛した犯罪者や発見されたアストラル関係の遺物の引き渡しを行っている。

ただ部署内でもアストラル能力者は貴重な存在であり、大半の課員は支給されたマジックアイテムや対魔武装のみで超常者との過酷な戦いを日々強いられているのが現状のようだ。

そんな状況を打破すべく、ＨＥＶＥＮ支部の幹部達は「非アストラル能力者でも超常者と戦えるようになる武装」の開発と提供を中華最高陰陽議会に求め、そこで彼らが開発したのが義体型人造宝貝“黄巾力士”である。

▼能力値上昇0
▼技能修得115＋100
▼常備化205

（未稼働）