「――めんどくせェ」
　　　　――目の前にある依頼書を一瞥しながら。

「めんどくせェ、仕事だった。――もうテマかけさせんなよ」
　　　　――完全に揃った資料を、依頼人に渡しながら。

「めんどくせェ……コレでも食ってろよ」
　　　　――そう言って、相手に投げたタイヤキの袋には、カッパーが挟まれていた。


　元イヌ、現フリーランスのフェイト。
　全体的にめんどくさがり。風の行くまま気の行くまま、がスタンス。自分のシュミで事件を捜査する男。
　しかし。同時に、どうしようもなく、甘い一面も持つ。自分のシュミにハマる事件ならば、表向きは冷たい態度ながらも、内心どっぷり親身になって相談に乗る。
　ハードボイルドを目指し、しかしなりきれない男。
　エッグはエッグでも固ゆでタマゴではなく、エッグタルト。
　それが、高見一義という男である。

　ちなみに。どんな事件が彼のシュミにハマるのかというと。
　・子ども
　・動物
　・アヤカシやヒルコ
　・AI
　……が関わる事件である。そんな彼らが依頼人ならば、表向きは冷たく当たるが、内心どう解決してやろうかと頭をめぐらせているはずである。
　決してロリコンとかショタコンとかケモナーとかそのようなアレではない、はず。

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化