「手遅れだァ？──ンな台詞はこいつを全部試してから言って貰おうか！」
　　　　　　　　　　　　　──ダメそうなラベルが混じってるんですが。

レッドエリアに薬局を構える薬剤師。当然非合法。
品揃えは時によってまちまちだが、金さえ積めば大抵のドラッグはオーダー可能。
子供用の風邪シロップからコンバットドラッグまで取り扱いは多岐に渡り、
小さな店ながらそれなりに繁盛している様子である。
取り扱うドラッグには製法が公開されていないものや未発売の品も無論ある、が……
そこは蛇の道、ということで。
詮索しないのがお互いのためである。

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──本名、屋久島茂。
千早重工後方処理課、第三班所属の工作員である。
もともとは千早メディカルの新薬開発担当研究員のひとりであり、
治験目的の実験施設として“薬局”の設立を進言し責任者となった人物。
施設機密保全のため“薬局”を訪れる後方処理課員と交流するうち、
医療と薬品を提供する中継基地としての役割を担うようになる。
最近では様々な客層からの情報を収集・洗練する拠点としても機能するに至り、
このたび正式に後方処理課の組織に組み入れられることとなった。

新しいドラッグやその使い途を開発することに余念のない彼の才能は、
ブラックオペレーションにおいても当局が想像していた以上の適性を見せている。
敵の口を滑らせ、僚員の能力を増強し、自らも薬剤を武器に近接戦闘をこなす。
極端に特化された専門性は無いが、総合対応力では生粋の工作員顔負けである。
だが、当の本人にとってはまだまだそちらは副業であって、
あくまで本分は研究開発だと考えているようだ。

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化