清和学園にかよう高校生。そして殺人者専門の殺人狂。名は「ななつとい・まどい」と読む。

彼女がいつから狂っていたのかは定かではない。彼女自身の認識では物心ついた時から狂っていたということになる。いずれにせよ、彼女はずっと殺人衝動に耐え続けていた。そしてそれは、高校に入学するまではうまくいっていたのである。しかし、ある時に自身が殺人鬼の標的にされ、それを返り討ちに殺してしまった結果、その自制のたがが外れてしまう。人を殺す味を知り、それなしでは生きていけなくなったことを悟った彼女は、それ以上やばい事にならないようにするために自分に新しい枷をかけた。すなわち、殺す対象を殺人者のみとすることにしたのである。

外見上はただの地味な少女。美術部所属で、水彩の静物画が専門。おとなしくてやや内気な、いかにもの美術少女といった感じである。しかし内面は狂っている。話が通じて理性的判断ができて自己制御ができるからそうと気づかれていないだけで、本質は狂人以外の何者でもない。殺人者殺しの枷もそれ以上狂わないようにするためのものではなく、狂っていることがばれると面倒な事になるからという意味のものでしかない。

殺人者としての彼女は、マスコミから“キラ・キラ”と呼ばれている。すなわち“Killer・Killer”である。武器ははさみを使用。それも大鋏などではなく、そこらのコンビニで普通に売っているただのはさみである。当然武器への愛着など皆無で、使用後はその場に残していってしまう。戦闘スタイルは相手を殺すことに特化した、セオリー無視のむちゃくちゃなものであるが、それゆえにプロ相手には却って有利にはたらく事も多い。

尚、彼女は殺人の動機により、殺人者をランク分けしている。それによると、もっとも崇高な殺人者はただ殺すことだけを目的として殺すものであり、忠義のために殺すもの・金のために殺すもの・憎しみにより殺すものと続く。彼女自身のように快楽のために殺すものは殺人者としては下の下であるが、獲物としては一番面白いとのこと。そして社会のために殺すものはもはや殺人者と呼ぶ資格さえないとの事だが、それゆえに彼女が警察や軍の人間を獲物とすることは基本的にはない。

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化