「ご用件は何でしょうか？　探し物でしたら、微力ながらお手伝いいたします」
　――朗らかな司書。

「ええい、上月！　弁当食いながら寝るんじゃない！」
　――普段は良い兄貴分。


(読み:“Find Out”すぎはら　りょうじ)
新星帝都大学図書館に勤務する司書の一人。帝都大卒業生。
情報学で好成績を収め、突出したリサーチ能力を持っていたことから、多数の大企業からスカウトも来ていた。しかし、彼は本に囲まれて生活したいと言って全てのスカウトを蹴り、図書館司書として母校に留まった。
誰もがそれを「奇行」と評した一方で「彼らしい」と言う声も聞こえ、今となっては大学図書館の名物司書ともなっている。

彼に調査を相談すれば、２秒で最適な結果が出されると言われている。
だが彼一人に調査を担当させることは後続の教育に繋がらないため、彼はなるべく後輩達に普段は仕事をさせ、彼らではどうしようもない案件にぶつかった際に手助けをしている。

妹がいたらしい。
しかし現在は一人暮らしであり、実家にも帰っていない。

図書館内に存在する異界の調査を秘密裏に行っている。
その関係からか、一般市民にしては少々変わったコネクションを持っている。




------------------------以下ネタバレ------------------------------->



「その程度の圧力で潰れる程、オレの信念はやわじゃない」


素性はN◎VA市内に潜伏する、日本の黄泉五千軍の一員。
厳密には協力を行っている市民だが、現場において制限はつくが権限行使が可能なレベルの人間であるため、軍内では一員として扱われている。
元々は妹・姿子がN◎VAで行方不明となり、独自で調査を行った際に彼はとある機密事項に行き着いた。
それは姿子の失踪に関わるものであると同時に、日本軍にとっても看過しがたいことであり――また、帝都大図書館にまつわる“怪談”にも密接な関係がある。

なお、帝都大は多数の企業からの合同出資が行われている。
つまり、帝都大はあらゆる企業と繋がっている。
その交差点とも言うべき場所を、彼は活動拠点としている。
これがいったい何を意味するのか――彼が一般市民の皮をかぶっている間は、誰も気づかないだろう。

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化