木更タタラ街で「黒魂」という武器屋を一人で切り盛りしている女店主。
美しい赤い瞳と黒色の長髪が、彼女のクールな美貌を彩っている。
若干19歳ながら職人として周囲から一定の評価を得ている。
が、店の売り上げはあまり良くない。
稀に昔のコネから、武器屋以外に探偵紛いの便利屋稼業を請け負うこともあり、
そちらの収入のほうが本業を上回ることも少なくない。
多少貧乏という以外ごく普通の家庭の中で、ごく普通の愛情を受けて育った。
兄弟は無く、両親は既に他界している。

実は、過去に一時期存在した暴走族グループ、
『暗黒舞踏姫（ブラック・ベアトリーチェ）』の初代総長であり、
「ブラック・ルシアン」という通り名で13歳の頃から
NOVAレッドエリアを騒がせていた札付きのワル。
バリバリの武闘派で、女性ながら、その戦歴の凄まじさは、
一部の悪餓鬼の間で未だに語り草となっている。
しかし、16歳の頃に、両親が経営していた武器屋を継ぐという意志が明確になり、
周りから惜しまれながらも、族から足を洗い、現在に至る。
（それとともに元々理絵のワンマンチームであった暗黒舞踏姫は統制を失い、
二代目総長の奮闘むなしく永久解散を余儀なくされる）
元々仲間内に自分の素性を明かすことが少なかったこともあってか、
彼女が“ブラック・ルシアン”であるという事を知る人物は非常に少ない。
しかし、「彼女こそブラック・ルシアンである」という事をよく知る少数の人物達は、
そのほとんどがストリート、裏社会でそれなりの権力をもつ人物達であり、
引退の身ながらも、彼女がストリートで持つ影響力は非常に大きいと言える。

元ゾクであるものの、本来の性格もあってか、
現在は容姿性格ともに非常に落ち着いており、
近所や店の顧客からは「口数は少ないが優しいお姉さん」として知られている。
ただ、稀にキレて昔の貫禄を表に出すことがあり、
その迫力は計り知れない。
元々真っ直ぐな性格で、基本的に他人に親切。
その性格はゾクに入ってからも、抜けた後も、変わらず、
昔から子供に好かれることが非常に多い。
また、嘘や不平や人の道から外れた行為を非常に嫌うため、
今でこそ年齢を重ねたため人並みに我慢できるようになっているが、
族時代はそれが原因で仲間や他のグループとの喧嘩や抗争が絶えなかった。
彼女自身嘘や不平を言った事は少なからずあるが、
人の道として外れた行動を取った事は一度も無い。
また、その育ちからか極度のバイクヲタ、ミリタリーヲタであり、
暇があればバイクの整備や、銃関連の本を読んだり、
店頭に並んでいる武器をうっとりしながら触ったりしている。
（ただし、射撃の腕は今のところドが付くほど下手）
極度のヘビースモーカーで、好きな銘柄は「Seventh star NOIR」。

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化