「ぬばたまの　髪をなびかす　宵かぜよ　おそれ流して　月もかくるる
　…む」

「冬月を　仰ひでみれば　星かすみ　暖をのぞむは　我がこころかな
　……どうもわらわの今生に歌才はないようだの」

『羽衣原葛葉(ﾊｲﾊﾞﾗｶﾂﾊ)』。彼女ほど数奇で珍妙な星の元に生まれたアヤカシ(人間にも)はいないだろう。

元々人間に憑いて転生を繰り返し、畏怖と災厄を振り撒く年経た狐の化生である。前の身体が退魔師に滅ぼされたので転生したら…
何の因果か死に別れた恋人を転生して探し続ける昔のお姫様の魂と転生ブッキング。魂が融合した挙句ヤクザの家に生まれてしまったのであった。

ともあれ、この世に今何度目か所為を受けた葛葉は昼は人間として学校に通いつつ(人間生活謳歌中)、夜はアヤカシとしての生を歩んでいる。
畏の代紋を背にかつて率いた百鬼夜行を再建しつつ、愛の一文字を胸に『探し人』を追い求めるヲトメ。

▼外見及び性格
長く艶やかな黒髪、白磁の肌、切れ長の瞳とすれ違った十人の内六人振り向く程度の美人。
人間として生まれ、魂も人間と融合している為魔性を現しても転生回数本の尾が生える程度しか変化しない。
一人称『わらわ』という妙な口調で、一節ごとに拍子をつけ詩にするような言い回しをするがセンスはない。人間生活を送る時は普通に話す。服のセンスは悪くないらしいのだが、妙な所でズボラらしく殆ど制服で生活してしまう。
昔の化生時代は邪悪だったが、魂融合転生後は『畏の代紋を背に。愛の一文字を胸に』をモットーにする義侠心溢れる恋する乙女な性格になったそうである。結構キレやすい。その時は「愛がたりねー！？」と叫ぶ。
人間社会に長く浸透していた為か最新機器やサイバーにも興味津々。趣味はカラオケで『月夜に咲く華』(?)を初め恋愛ポップスを主に歌う。兎に角べたべたな恋愛モノが好き。
身体はニオファイト。心はエルダー。


一人称：わらわ・私

▼能力値上昇
▼技能修得　一般+35 社会+25 コネ+20 特技+35
▼常備化　+17
▽フルスクラッチ-120