「えー、それはないですよ〜…トホホ」
　――敬語でも気さく。

「指摘されたバグは全て修正済みです。あとIANUSとの同調率も上げてみました。
　詳しい更新内容はいつも通り履歴にまとめましたので、確認をお願いします。
　…って、もう確認終わり？　え、同調率上昇プログラムにバグ？　…トホホ」
　――生き生きと仕事中。


千早重工マーケティング調査情報室職員。
「マーケティング調査情報室専属整備員」を自称している。
その自称通り、情報部門の一室において、彼はトロン技術に特化したタタラという珍しい存在である。
トロン製作技術は突出しており、かなり高度なソフトウェアを独自で開発、室長である各務の監修のもと、マーケティング調査情報室のトロン周りを低コストかつ高性能に整備した。
自分の能力を認めてくれた室長に対する信頼は厚い。

性格は明るく真面目。
少し天然ボケな所があるが、それゆえか室内のムードメーカー的な扱いを受けている。
動物で表せば柴犬っぽい。あと自他共に認めるパシリ属性。

以前は千早重工の子会社に勤めていた。
上司との折り合いが悪く(正確には上司の部下に対する贔屓と差別が激しく、たまたま差別の矛先が向いてしまっただけ)、入社後しばらくは不遇な扱いを受けていた。
だが親会社からの視察で社長に伴って来た各務に能力を見込まれ、すぐさま自分の部下にならないかと打診された。
だがこの時、彼は一度辞退している。自分は社内で功績は一切挙げていないため、と言うのがその理由だった。だが、その理由を聞いて各務は彼を必ず引き抜くと決めた。
紆余曲折の末、彼は社内で功績を挙げた後、周囲が納得する形で親会社へと移った。
部署こそ開発部門ではないが、信頼出来る上司と、そして自分の能力を遺憾なく発揮出来る環境を得た彼は、今日も元気にトロン整備の仕事をしている。

意外と体育会系であり、肉大好き。

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化