「…はい、お養父様」
　――絶対の言葉。

「……美味しい…」
　――学食のＡ定食を食べつつ。

キース・シュナイダーが密かに養育している娘。
母親の胎内で生じた「凶星」と共に生れ落ち、母と共に放逐された。
そして困窮した母親の手によって人買いに売られ、最終的にカーライルに流れ着く。
その際に「凶星」と共にキースの目に留まり、以降は彼の手によって特別教育を受けた。
感情の起伏が殆どなく、キースの言葉で動く。
養父であるキースのためなら、死を厭わない。
ゆえに彼女が現れるということは、“血の”雨が降る予兆であると囁かれている。

最近は命令により、清和学院に留学生として潜伏中。
実はカーライルにたどり着くまで、様々な人や組織を流れた。
その理由は、彼女を買った人間が次々に不慮の事故や急病で死んだためである。
今のキースが現在唯一、その例外にあたる。
だからこそ、彼女はキースを大切にしている。
たとえ都合のいい手駒という扱いだとしても、それさえも彼女にとっては至福だった。

こげ茶のややウェーブがかかった長い髪に白い肌、青い瞳。
表情は少なく、存在感も何処か希薄。
時折、寂しげに微笑むことがある。

脳内爆弾の管理者は、キース・シュナイダー。
これは彼女が自ら望んでインストールしたものである。

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化