「英雄-Hero-なんてものは、所詮使い捨てだ。……俺のようにな」
「この世で一番高いのは人の命。なるほど、正論だ。だが、この世で一番値引きが利くのも人の命。覚えておくことだな」
「運が良ければ、生き残れるだろう。俺にできるのはこの程度までだ。お前の為に死んでやれるほどには、人生を捨てちゃいないんでな」
　　　
　　　―――堕ちた英雄
　
　
　元ミトラス軍の軍人だった青年。右目、左腕がサイバー化されている。
　死に物狂いで戦い抜き、英雄とまで呼ばれた事があったが……民間人を守ろうとし、結果部隊は全滅。守ろうとした民間人も死なせた経験がある。
　更にはその件の責任を軍から被せられ、果たして英雄は地に落ちた。
　
　ヒーローというものが虚構の存在。もしくは使い捨てのプロパガンダでしかない事を、身を以て理解してしまった人。
　英雄と呼ばれていたころは熱血漢だったのだが、今はすっかり厭世的な男となり世捨て人的な生活を送っている。
　正義感は強いが、その正義感は既に摩耗し、小さな燻りになってしまっている。
　
　
　生存戦争においては、「武断的平和主義者」とでも言うべきスタンスをとる。
　弱い宿主を他より先に叩き、可能なら殺さないようにr.U.nだけを剥ぎ取るという方向性だ。
　自分より弱い宿主を探し、そこから潰す。余裕があれば（戦闘勝利時、神業が２個以上あれば）非好戦的な宿主は神業で生かそうとする（状況次第）。
　『犠牲は出来るだけ少なく。だが自分が犠牲になるつもりはない』、とでもいうところか。
　基本的に自分＞自分のr.U.n＝他の宿主＞他のr.U.n
　ただし、情の移った相手に対しては昔の自分を取り戻し、絶対に護ろうとする……かもしれない。
　
　説得は可能だが、共同戦線を張った相手にも決して後ろは見せない。
　ある意味直感的にこの生存戦争の本質を理解しており、生き残るのは一人であると悟っている。
　そのため、共同戦線を張った相手を背中から撃つことも。
　
　正義の味方になりきれず、悪党にもなりきれず。
　“中途半端”な男。
　
コンセプト＠
　剥がした相手をできるだけ生き残らせる。
　そういう「キャストがよくやるムーブ」をやるゲストを作ってみたかった感じです。
　ダークヒーロー？そんな感じ。
　場合によっちゃダブルライダー。
　
　自己犠牲できるほど優しくなく、かといって完全に悪役にも徹しきれない中途半端な男。ある意味非常に人間的かな、と。
　
　戦闘データとしては、そんな自分に不利なムーブを前提としているんでかなり強く。
　十叶に匹敵するレベルまで上げてみた。
　キャストのライバル的立ち位置でも良し。安心できない協力者になっても良し。キャストの協力者となった宿主を襲撃するのもありかな、と。
　
　
最高相性：Ｆ　高相性：Ｂ/Ｍ
Ａ．Ｖ．Ｅ使用タイミング：アクティブ
　

▼能力値上昇
▼技能修得 165+215
▼常備化 40