["WhiteMute"Muto=TerraPromessa]

「わたしは……わたしたちは、塵なんかじゃ、ない──！」

“約束の地[TerraPromissa]”の姓を得た、新星の如く現れた若き“英雄”。
かつては固有名を持たず、ただ「無音[muto]」とだけ呼称される備品であった。

人工調律師となる筈だったオウターヴ・クローン体の一体。
調律師適性を持たずに生まれ、発生初期段階で廃棄処分にされている。
数ある失敗作の、ほんの一例──良くあることだ。
ただ、彼女には他の失敗作とは少しだけ違うところがあった。
強烈なまでの生への願望、執着、強迫観念。
その力で廃棄物層内の劣悪な環境を生き延び、成長し、
そして再び地上へと這い上がったのだ。
ダストシュートから現れた彼女の凄絶な姿に、誰もが驚嘆しそして恐怖した。
──ただ一人の、野心溢れる男を除いては。

「塵が、生きたいと願うか。宜しい。ならば──己の“価値”を証明して見せろ！」

斯くして、彼女の命はその男の預かるところとなった。
好奇、恐怖、憐憫、侮蔑──
数多の害意に曝されながらも、彼女は任務を遂行する。

最初の目標──人間としての名前は掴み取った。
しかし、依然としてその立場は危ういもの。

自分は居てもいい、自分は不要物じゃない──
それを証明したい、ただその一心が彼女を衝き動かし続ける。

【非正規部隊“Ecthelion”】
“約束の地／Promissed Land”──
かつて“廃棄群島／Dust Islands”と呼ばれた地域に住まう、
様々な理由で故郷を追われた非登録市民たち。
磁気嵐の直中に位置するという立地条件故、
磁気嵐への耐性を始めとした身体能力はズバ抜けている。
存在を無視された社会的弱者の見本のような人々だったが、
非公式な立場とは言え軍がその存在を認知した事で、
彼らを取り巻く社会環境は劇的に改善されつつある。


──.Photos

Illustrated by "ALF874" the my revering ... Thank you very much !!
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参考：カーラン・ラムサス（躍進期）[XENOGEARS]

▼能力値上昇
【外界】+1
▼技能修得
〈メイデイ〉【外界】
▼常備化