■汎元殿の状況
13人的な被害は比較的軽い。
　と言うのも、敵はオリジンを筆頭とする強力なバサラとの正面衝突を巧妙に避ける事で汎元殿の占拠したようだ。
　内部からの手引きもあったようで【ネロ】と言う若いバサラを中心に数名の内通者(とループ)が確認されている。
　これを機に汎元殿に恩を売ろうと外部からの事態鎮圧に対する非公式の協力が幾つか申し出られているが、通常時とは比較にならない程の迷路と化した汎元殿に部外者を入れてもろくに役立つ事が出来ないのがわかりきっている為、汎元殿側が拒否している。
15汎元殿は大規模な襲撃に備え、区画ごとに霊的に隔離された幽屋となっている。
　通常の襲撃時は、区画と区画の通路を断ち切る事で敵の侵攻を阻む事が可能だが。
　この構造を逆手に取られ、区画間の繋がりを無茶苦茶にされた事でそれぞれの区画が孤立、戦力の集中した区画は無理に襲う事なく孤立させたまま放置。
　人員の手薄な区画を中心に占拠し、何かを探しているようだ。
　どうやら、それが【敵の目的】らしい。

■敵の目的
13宝物庫等の金品には目もくれず、只管に何かを探している。
　それはある牢獄へと続く通路らしい。
15その牢獄とは、アベルカイン・ガイアズアームが嘗て幽閉されていた次元牢である。
　牢にはもう一階層奥の次元に隠された空間があり、そこに彼から嘗て剥奪された力が封印されている。
　これは、自然に返すには余りにも惜しく、しかし誰かに混ぜようにも大きすぎる力を取り置きしておく為の措置で、アベルカインが十王剣を捨て去るような事があれば彼に返却する事も視野に入れられていたようだ。
　アレキサンダーの目的は、この力を奪取する事である。
神業情報【ネロの目的】

■ネロ
13汎元殿で10年程前から修行を積んでいた少年。属性は〈元力：光学（正）〉
　経歴に不審な所はなく、バサラとしての力も確かなものを持っている
15汎元殿各区画間の繋がりを無茶苦茶にしたのは彼を含む、数名の少年少女達である。
　本来なら空間管理権の最上位保持者であるオリジンしか使えない筈の特級命令権を行使したようだ。
18彼を含む、それらの少年少女はアスクレピオスによって創造された初代オリジンの劣化クローンである。
　それ故に自身をオリジンと誤認させ、特級命令権を行使することが出来た。
　しかし、所詮は劣化クローン。
　その時のショックで殆どが絶命し、ネロ自身も余命幾許も無い。

■
カナル枠(捏造)
コネ：ネロ　推奨：感情
ポジティブシンキングな君でも、時折故郷や両親が恋しくなる事もある。
そんな時、気を紛らわす手段の一つが龍爪琴を爪弾き、音を奏でる事だ。
誰もいない景色、ただ音だけが響く空間に拍手の音が響く。
思わず視線を向けると、そこには同年代の少年がいた。

PS：？？？(OP最後尾で判明)

▼能力値上昇 ▼技能修得 ▼常備化