[TSUKUYOMI Mai]

「閃いたわ！──ふふふ、これは正に革命ね！」
──あ、また降りてきたみたい。

「ああ、あれね。もうどうでもいいわ」
──飽きっぽいなあ。

数々の革命的アイディアを世に発信する、いわゆる天才発明家。
ことあるごとに「革命」を口にするそのスタイルから“五月革命”と呼ばれる。
“五月”の由来には、「学生時代から革命革命言ってたから」「語呂が良かったし」
「一種の病気じゃん」「……こいのぼり」など諸説あるが、
正確なところは判っていない。

あちこちの企業に雇われて開発チームに参加したり、フリーで論文発表したり、
どこぞのクロマクからブラックオプを依頼されたりと、
能力の割にその身分は一定していない。

彼女はその持ち前の発想力で、大抵のことはなんとか出来てしまう。
ゆえに、未だ彼女は自分の専門というものを決められないでいるのだ。
一時「革命！」と騒いでも、すぐに飽きて放り出してしまう──
天は二物を与えず、とはよく言ったものである。

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化