「人は何でも科学で解明しようというのであるから、必ずしもそれが鋼と電気で出来たものでなくてもいいだろうに？」
　　「私は0と1しかわからぬ。だがその間にこそ神は坐」

　ポケロンの姿をした人工生命霊体。画面に映るのは、首元で切りそろえられた金の髪の楚々とした少女である。

　長らくの間、問題に対する負の解は「誤り」であると考えられていた。これは負の数を実世界で見つけることができなかったためである（たとえば、負の数のリンゴを持つことはできない）。その抽象概念は早ければ紀元前100年 – 紀元前50年には認識されていた。中国の『九章算術』には図の面積を求める方法が含まれている。赤い算木で正の係数を、黒い算木で負の係数を示し、負の数がかかわる連立方程式を解くことができた。紀元後7世紀ごろに書かれた古代インドの『バクシャーリー写本』[1]は"+"を負符号として使い、負の数による計算を行っていた。これらが現在知られている最古の負の数の使用である。（wikiより）

　其は負の数の林檎を掴む者。故に、常に此の世あらざる、触れること叶わぬ者。
（訳：負数と負数かけたら、プラスに反転するよね。だから彼女はきっとマイナス（霊体で触れられないんですよ、普段は！）の存在なんですよ！）

　現在の彼女は、負数の概念を記したバクシャーリー原本の写本、姿を変えたものであり、元の記憶――記録は曖昧である。また、誰が彼女を今の姿にしたのかも定かでは無い。
　同属に謗られ、なじられながらも、鋼に0と1で作られた魂を宿し、彼女は今日も往く。
　密かに、人になりたいという憧れを抱きながら。

「契約者、心配するな。お前を死なせはしない、そのために私がいる」

名前読み：マイナス（英語表記：Maenad、maenas）　愛称募集中。
　　　　　或いは、マイナデス。
ライフパス：霊体　AI

▼奉神について
・eu・ri・pus
[ jurips, jr- | jur- ]
[名]（複-pi /-pai/）  
1 （特に潮流の激しい）海峡. 
2 ((まれ))((比喩))激動, 変動. 

Eu・Re・Pass
ユ・リ・パス

四足歩行の、黒豹をモチーフにした獣神……らしいよ。

メモ：
マイナス（希: Μαιναδη, 英語: Maenad）はディオニューソス、バックスの女性信奉者である。ギリシア神話、ローマ神話に登場する。マイナデスは複数形。
（※　 Μαιναδηの二つめのαは本当はコレの上に、小さい点がつく文字である。文字化けのため、αと記述する）


たまにどこぞのポケロンショップの店頭に、どきどきしながら並んでいるという。


▼コネメモ
・”螺旋断簡佚書”MORI
【感情/安寧】演算能力、魔的親和性も比類ない。成程、大口を叩く自信はあるわけだ。
・“偽王操典”KRATIA 
【生命】：………ただね。死なせたくないのは誰だって同じよ。
・“秘神祈祷書”DAEG
【生命/因縁】知っている――貴方の原典を。

▼能力値上昇
▼技能修得
218（内初期25+120）
▼常備化
92
合計
190

経験点は稼動することがあったら、支払い予定。