「貴方の助けなどいりません。僕がそんなに哀れに見えますか？」
「僕は……リコが幸せならそれで、いいんです」
「貴方は誰かの代わりではないかもしれない。でも、僕は誰かのスペアです。それは、人道的に反するとか悲観的な事ではなく、ただの冷たい事実として僕の目の前に、そこに横たわり続ける」

　敬虔な真教徒の少年。洗礼名は『アグネス（※３）』
　日曜日には施設の子供、其の近所の真教徒の子供達で結成されているに聖歌隊で歌う。伸びやかなボーイソプラノが愛されている、穏やかで優しい少年。……というのが一般からの評価。
　九羊リコの一卵性の兄。普通一卵性双生児は同性しか生まれない事から、何らかの遺伝子操作がそこにあったことは想像にかたくない。
何処かの特権階級（※１）のクローン体として存在している事を明確に知る、幼い少年
　その人物に何かがあれば自分はそのスペアとして「使用」される。先に自分を差し出す事で、里子に出されたリコに危害が及ばない事を祈りながら、教会（孤児院）の手伝いをして日々を過ごし、その死刑執行の日を粛々と待つ。

（※１）そういう風に言われていると暫定しますが、製作者側で何かあれば適当に設定して下さい。死を粛々と待つ少年と生を渇望するr.U.n.という対比ガ面白いかなと思って思考してるだけなので不都合であれば消します。

　リコとは、九羊家に彼女が引き取られて以来逢っていない。彼女の方は幼すぎて、自分が養子ということすら覚えていない、それを思い出すことも無い、というのが彼の考えである。
　7歳にし諦観し、そして悲壮的な主観はある種社会の底辺にある、弱者の象徴である。
　r.U.n.に寄生された経緯は、彼に突然届いた小包にr.U.n.が入っていたため。（※２）見殺しも出来なかった彼は、r.U.n.の寄生を許す。

　しかし、彼は幼い心で今も迷う。生きるべきか、死ぬべきか、闘うべきかを。

（※２）　夜長が持ち出した系で、2ndseasonだと妥当なゲストがいればそこからとしてもいいですし、プッペでもいいと思います。

ロール指針
　7歳らしからぬ大人びた生意気な口調で話します。子供が使わないような難しい言い回しを好み、聖書からの引用を多用します。が、聖書の知識が無い時はこの辺はかっ飛ばしてください。

相関：リコ　友好的。（ダブルキャストが発生した時のみ、一柳も有効）他、±0。
理念＆行動：教会でじっとしている。リコがr.U.n.に巻き込まれたことを知った時のみ、自発的に動き出す。（或いは誰かに自分が死ねば、次はリコがスペアとして生きるはめになると聞けば、攻めに転じます）。基本的にキャストが逢いに来た時は冷たく追い返す。説得は難。だが出来ない事は無い


データ面：
双子ということでリコとほぼ一緒ですが、ブランチと芸術歌唱、装備品がいくつか、社会：ストリート、コネが一柳になっています。ご注意下さい。

変身ポーズ：静かに聖印を切ると、祈るように手を組み合わせ『チェンジ、○○』と謳うようにささやく。（○○はr.U.n.の名前を入れてください）

基本戦闘力：2
A.V.E.使用方針：ネガ
r.U.n.相性：最高相性　P/　好相性　J・B

トロン持ってないのでポケロンでも買ってあげてください。（笑）

以下、趣味的なもの。ロールの指針になれば。 
得意科目：国語・社会（歴史がとくに好き）
趣味：賛美歌　聖書の朗読
宝物：神父様からもらった大人物のロザリオ
闘い方：居合いからの様々な鈍器っぽい何かをとっかえひっかえ

（※３）アグネスは女性名ですが、男性に女性の聖人の名前から取った名がつくことは珍しくないそうです。また、聖アグネスは、羊を抱いて描かれているが、ラテン語で「子羊」を意味する「アグヌス」と似ているためだといわれている。らしいけど、N◎VAの真教だとどうでしょうね。


名前読み：ニイミ　セッショウ

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化

2008/09/10　指摘により再編