「事務処理は此方でやっておきましょう。ですので、そちらはそちらの仕事を」
　　　―――基本は裏方
　
「……全く、人手不足も良いところだな。何で俺まで駆り出されなければ……」
　　　―――たまに前線
　
　
　四谷沖継（よつや　おきつぐ）。
　千早重工所属のアヤカシ。幼い頃、千早俊之に拾われて千早にやってきた。
　雅之や怜呀など、所謂『牙』なる連中には遠く及ばないながらも、自らの能力を活かし千早のために働こうと、高校卒業と同時に後方処理課に入り今に至る。
　
　アヤカシとしては、鬼の一族に分類される。
　古くは茨城童子まで遡るとか祖父が話をしていたが、飲んで話す度に経過と結果が変わるので、信頼度は零に等しい。
　千早に拾われる前は退魔師から逃げる生活を送っていたが故に、拾ってくれた俊之と千早重工には多大な恩を感じている。
　
　とは言え、盲目的な忠誠かと言うとそうでもない。
　シニカルで辛口。目上相手には敬語で話すが、割合と言う事は辛辣。
　また、公私しっかり分ける性格であり、仕事で無い場合や目上相手でない場合はそもそも敬語ですら無い。単純に辛口。
　
　鬼であるが故に腕力に優れるが、それ故に日常生活で苦労して来た。
　そのため、普段は鬼の力を制御する枷を両腕に付けている。
　余人には『変わったブレスレットだ』と本人は言い張っているが、どう見ても枷。
　その為、「実はマゾ？」という噂が一部で流れていることは―――知らないほうが本人幸せだろう。きっと。
　
　戦闘スタイルは素手による打撃。
　腕力まかせで、系統だった戦い方と言うものは修めていない。
　むしろ、普段は事務仕事や裏方に徹しており、彼がこれまでの生活で鍛えてきたのは専らそっち方面である。
　
　
「―――良いだろう。それ程までに見たいならば、始めよう。百鬼夜行を！！鬼の進むその前に、誰であろうと居られるものか！！」
　　　―――枷を、外す……ッ！！

▼能力値上昇
▼技能修得 95
▼常備化 42

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備考：オンオフ兼用キャスト。見慣れないコネはきっとオフ用。