右手をギプスで覆った少女。名前は「あさげ・うきょう」と読む。

右手で触れたものを破壊するという超能力を持つ。この能力は制御不能のため、うかつに物を壊さないようにギプスで封印している。感情が高ぶったり自分で能力を使おうとすると破壊範囲は右手ではなく右腕で触れたもの全てとなる（当然この状態ではギプスはなんの役にも立たず、吹き飛ばされる）。この超能力のために中学時代までは排斥され、ひどいいじめの対象となっていたが、暴走して無差別破壊者になりかけたところをレーモンド・熊原に救われ、それが縁で清和に入学・SPCに所属することになった。

声が小さく引っ込み思案、人見知りをする性格。ただしそれはいじめをうけてきたがゆえの後遺症のようなものであり、当時に比べればずいぶんと明るくなっている。自分の過去のせいもあり、SPCの活動には積極的で、毎日部室に顔を出す数少ない部員の一人。また、活動しやすいように最近サイバーウェアを増設した。実はレーモンドに片思い中。

余談だが、彼女は大戦世界の“魔腕の”右狂のパラレルワールド同位体であり、アヤカシではないことを除けば顔立ちはそっくりである。また、まったく違う生き方をしているにもかかわらず、その運命は奇妙な相似性をなしている（右腕が理由で排斥されるも、後に心から信頼できる仲間たちに迎えられる、など）。


“鎧袖一触”
右手で触れたものを破壊する能力。破壊対象は生物・無生物を問わない。ひとかたまりと認識できるものならどれほど大きいものに対しても有効。空気や地面のような区切りのないものは全破壊はできないが、ある程度の距離までは連鎖自壊させることができ、これに巻き込んでの遠距離攻撃に使える。非常に強力な一方、基本的に制御不能な危険な能力でもある。

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化