四寺 眩 [ YOTSUDERA Kuramu ] ──
お菓子を食べることをこよなく愛する少女である。
そのポシェットにはこれでもかという程にお菓子が詰め込んであり、
移動中や授業中もおかまいなしのため、教師や風紀委員からはかなり睨まれている。

そんなある日。彼女はとうとう、お菓子を根こそぎ没収されてしまった。
涙ながらに空っぽのポシェットを探っていると──指先に、難を逃れたらしい飴玉ひとつ。
それを口に放り込んで、もう一つくらい──と、そうすると今度はビスケットを発見。
次はマシュマロ。おせんべい。シュークリーム。わらびもち。エトセトラ、エトセトラ──。
明らかに入れてないものまで出て来るに至って、彼女はひとこと呟いた。
「ラッキーっ♪」、と。

この能力──“可笑菓子[MerchenPoschet]”、と仮称しよう──は、言わば古き元力のお菓子版。
お菓子を創り出すお菓子操作能力と、お菓子からダメージを受けないお菓子無効化能力。
この２種類がセットになったものである。
お菓子操作能力によっては、文字通りあらゆるお菓子を創り出す能力。
味わいや形状、素材はもちろん、堅さや鋭さ、時には化学的／魔術的な作用まで。
ありとあらゆるニーズに応える、万能お菓子生成能力と言えよう。
もうひとつ、お菓子無効化能力は──実は、眩はかなり以前から覚醒していたらしい。
その内容は主に２つ。
いくらでもお菓子が食べられることと、いくらお菓子を食べても太らないこと。
世のあまねく女性が憧れる、奇跡の能力と言えよう。

▼能力値上昇
▼技能修得
〈コネ：アンドウ〉→【感情】1Lv
〈コネ：鏡〉→【生命】1Lv
▼常備化
OE対応リビルド済