『え〜、また仕事〜？もう肌が荒れちゃっ…や、やめ』（数回叩きつける音）
「……………」
『…う〜、私の娘とは思えない真面目さ』
　　　　　　　　　　　　　〜いつもの会話〜

聖母殿に所属する少女。
一振りの日本刀を携え、現場に赴き魔を斬る。
寡黙にして苛烈。教義を剣に信仰の鎧を纏った紛れも無い戦士。

継承の儀を行う一族。女性のみに受け継がれる特質であり、親の戦闘術、知識、術法、人格の一部、記憶などを娘にそのまま継承する。
最も、使いこなすにはそれなり以上の訓練が必要ではある。
親の人格の一部は刀を初めとした媒介に宿っており、訓練の手助け、仕事のサポートなどを行う。
真教黎明期より聖母の周囲に仕え続けている。

軽い性格の母、それを叩きつける娘。周囲からは漫才にしか見えていないようだ。
母、グラディウシアは７年前の氷の静謐武装決起にて瀕死の重傷を負う。そして自らの最後の力で幼いマレーネに継承の儀を行った。

※“マレーネ”
マレーネとは個人名ではなく、一つのシステムの名前である。
つまりは継承され、脈々と受け継がれる記憶こそ、“マレーネ”という存在である。
一族の娘として生を受けたものは、まず真名をつけられ、幼年期から継承の儀までその名で過ごす。継承の儀以後はマレーネという名になり、真名はあらゆる存在から消えうせる。
真名が戻るのは、自身の娘に継承の儀を行うとき、つまりは自らを触媒の中に奉じるときである。
継承の儀は十代前半〜中盤にかけての時期に行われるため、この一族の寿命は短命である。…４０まで生きる事はないであろう。

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化
▼専用未使用　13