「あー、めんどくさい。そういうのは若人に任せて、俺はのんびりしたいんだがねえ。」 
　ターゲットを目の前にした時のあまりにも場違いな呟き。

「あー、はいはい。まぁ、所詮は悲しい宮仕え、って奴だな。」
　聖母殿からの命令メールを受けて一言。
 

　タタラ街にサイバーウェア関係の店を構えるうだつの上がらないおっさん。整った格好をすれば、それなりにいい男、だが、よれよれの白衣に無精ひげ、咥え煙草の格好では、とてもそう思えない。　
　かつてはニューラルウェア開発関係の仕事を目指して、イワサキに就職を希望するも駄目だった。挫折し、タタラ街にある父親の店を継いだはいいが、何となく人生にやさぐれてた。元々持っていた力(元力:虚無)を使って、こっそりに産業廃棄物の廃棄処分をしていたところ、絶滅騎士団の団員に見られて、スカウトされる。聖母殿で力の使い方を教わるもとんでもない力(ブランチ:アンチ･サイ)に目覚めてしまい、疎まれるようになってしまう。 
　取り合えず、退魔局に所属を置くも完全に窓際。普段はタタラ街の店で適当にうだうだしてるも聖母殿からの命令があれば、めんどくさがりながら適当にこなす。絶滅騎士団からは未だに誘いを受けるもめんどくさがってる。
　
　実は彼は、聖母殿での訓練時代の教官を自分を庇ってもらった事で喪っている。
　彼がめんどくさがり、人と係わろうとしないのは自分のせいでもう誰も傷付かないで欲しいから。実際、めんどくさいといいながらも困った人は捨てておけないお人好し。
　その後教官の生まれ変わりとの再会を果たした彼は少しだけ、ごくまれにやる気を見せるようになったらしい。
　そして、術面を教えてくれた教官が浄化派に帰依。止めようとするも、いいところなく他人によって倒されたりと、どうも色々と恵まれてないようだ。

▼能力値上昇:0
▼技能修得:140(+50）
▼常備化:58(+28)