「貴方は私のBuddyになれますか？　そして、私は貴方のBuddyになれますか？」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―――兜の問いかけ
彼はカブトだ。でも、スタイルや職業の話じゃない。
あくまで外見だ。そう、彼は頭に被る兜である。海鳥をモチーフにしたようなデザイン。そしてその海鳥の翼はアンテナのようにも見えるし、刀のようにも見える。そんな被り物。
ある時は磁気嵐を乗り越える為の羅針盤として空賊と共に。ある時は傭兵と共に戦場に。
彼はBuddyを探しているという。何か目的があって…。


その目的を知りたい？…ふん。じゃあ、まあ…少し、昔話をしようか…

「俺はもっと高く、早く飛んでみせる！　そう、神々のように！！」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―――若き日の誓い。
その発言から程無く、異端者として彼は群れから追放された。
旅人となり、孤高に研究を重ね、鍛錬を繰り返し、追及を続けた。永き時を経て、彼は己の体を『神冠』とする事で、【神】を降ろす方法を得たのだ。この【神】の力があれば、俺はドコまでも高く、誰よりも早く飛べる！そう、ついに奴らを見返してやれる！
……ただ、一人ではそれは叶わない。彼が認め、また彼を認めた[Buddy]が必要なのだ。彼は[Buddy]を求め、世界を放浪している。永い、永い旅で進化と退化を続ける彼に世間の常識、ルールは通用しない。目的も忘れ、残っているのは[Buddy]を探すと言う手段のみ。

[Buddy]を得た時、【神】は降臨する。そして彼…『神冠』は【神】と一つとなり、[Buddy]は【神】と『神冠』の力を借り、あらゆる事を成し遂げるであろう。

『神冠』…[Buddy]の頭部に装着する事で、神とのリンクを可能にし、神を降臨させる。
クライマックスに兵器化を装備、【神】の兜となる。また、[Buddy]の持つ武器も兵器化魔剣化し、【神】の武器とする。それにより、[Buddy]は己の戦い方で力を発揮する事が出来る。