「がっはっはっはっは、飛行機乗りは思ってたのと違うか。
　誰でも夢が叶ってみりゃ、初めはそう思うんだ。
　でもな、そのギャップって奴に慣れてそれが日常になりゃあ気がつくんだよ。
　夢はやっぱり、夢見ていた通りに素晴らしい！てな」
――新米飛行士に向かって、一席。


グラン・ブルー近辺で活躍している小規模空賊団・トムキャット空賊団の団長。

ヒゲ面にこ汚い作業服、オンボロだがよく整備された飛行機という絵に描いたような典型的空賊。顔に似合わず呆れるほどのロマンチストであり、いつか世界の全ての空を飛ぶと公言してはばからない。夢は信じ続ければ叶う、が座右の銘で、機会があれば夢やら空やらの素晴らしさを演説しようとする。

とはいっても、彼はただのロマンチストには留まらない。グラン・ブルーでも最も磁気嵐がひどく、未だに未到達となっている空域に挑むこと７回、全て失敗に終わっているとはいえ生還し、さらに８回目の挑戦に向けて準備中という、本気で筋金の入ったロマンチスト（あるいはバカ）なのである。それゆえに多くの海賊・空賊たちからからかい混じりの尊敬を受けており、彼の空賊団も「ドラ猫団」の異名で愛されている。

空賊としての彼は非殺をモットーとする正統派。ウォーカー用の砲を手持ちに改造したものを愛用するが、人に向かって撃った事がないのが自慢である（ちなみに外道は人には含まれない、とのこと）。また、団員も含めて全員女性に弱く、よく人質として女性を誘拐するが、指一本触れずに丁重に扱って、最後には贈り物さえして帰してやるのがほとんど。

最近、ヒルコの嫁が出来たと噂されている。実際にはそこまで進んではいないが、彼を（慕って？頼って？）しつこく追いまわすヒルコの娘から（どう扱っていいかわからないので）逃げ回っているのは確か。

※団員は演出として登場します。

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化