ゴーストＥＹＥランドの吹き溜まりの一角に小さな店を構える、ガタイのいい初老の男。
店はボロいが、陽気な性格と愛嬌のある笑顔で周囲から慕われている。

その正体は……かつて“キャプテン・ピューマ”と呼ばれた、伝説の空賊の一人。
右腕に隠されたキャノン砲が火を噴く時、どんな空の男も震え上がったという。

だが、あるフライトで負傷し、それをきっかけに引退して久しい。今ではすっかり丸く……
丸く……

全然丸くなっていなかった。

その瞳は今もなお空に向けられている。
少年のような輝きを灯したまま、空の男の心意気を胸に宿し、店で喧嘩が始まれば一番暴れ、近所で喧嘩が起きればモップ片手に参戦し、マフィアの抗争が起きようものなら真っ先に重火器を持ち出して辺りを滅茶苦茶にする、いい歳してそこらの若造よりパワフルなオヤジ。
ただ、それだけ元気もガッツも有り余っているのにも関わらず、なぜか空にだけは出ようとしない。その理由を彼自身も、かつてのクルーも語らず、巷の空賊たちの格好の酒呑み話になっている。


「あいつは俺を置いて行っちまったのさ。――光のスピードで、あのディラックの海の向こうっ側にな」


20110313　ワールドオーダー対応

▼能力値上昇

▼技能修得
（70+30+15+20+10+30)=175
▼常備化
（48）
▼合計
(175+48)=223-120=103