千早重工の若きエグゼクの一人。その実態は、とある人物により蘇らせられたリヴィングデッドである。

元々彼女は千早重工のあるエグゼクの跡取り娘であった。しかし、両親が死亡した際に、その地位を狙う親族により謀殺されてしまう。が、その後彼女の死体を元に何者かが蘇生実験を行い、いわゆる人造人間、フランケンシュタインの怪物として再生させられたのである。再生直後、自らの手で自分を落としいれた親族を皆殺しにした上で「奇跡の生還」を遂げ、自分の地位を取り戻した。

再生前は優しすぎるほど優しく、公正すぎるほど公正な性格だったが、再生後は苛烈で冷徹な性格へと変貌している。無駄な殺しはしないが、必要とあらばどれほど悪辣な真似でもやって恥じることがないことから、“鮮血”の二つ名で呼ばれるようになった。紅い瞳と白い髪は生来のものではなく、蘇生時に変質したもので、世間には奇跡の生還時の後遺症と説明している。また、蘇生手術時の縫い跡が全身に存在しているが、こちらはファッションと言い切っている。この縫い傷ゆえに“レディＦ”と呼ばれることもあるが、呼んでいる方でそれが真実を示していると気づいているものは少ない。

現在は千早重工内部での自分の権益を広げるために企業闘争に明け暮れている。アルドラ大公とも強いつながりを持ち、彼女の後ろ盾を得る代わりにその権力を持って彼女とサロンのためにさまざまな便宜を図っている。そのため聖母殿の一部から目をつけられているが、はっきりした証拠はまだつかませてはいない。

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化