「火の玉を飛ばしたければ手榴弾を買えばいい。遠くを狙いたければ銃をもつべきだし、怪我を治したければ医術を学ぶ事だ。全ての魔術は、幻想の否定から始まるんだよ」

ストリートの一角で、正当な勉学を学ぶ機会を持たなかった人々に様々な学問を教える年齢不詳の男。
親を知らないニューロキッズ、学が無い事を気にする娼婦、地回りのチンピラなど、その講義を目当てに彼の元に顔を出す人は多い。
雑多な人々と共に様々な勢力が流入する結果、その一角は不思議な不可侵の不文律が形成され、無法地帯のストリートの中でも独特の平穏を保っている。（グリーンエリア＆セキュリティ１３相当）

元は世界魔術師協会の人間であり、（当時の）史上最年少で講師となった過去を持つ。
将来を嘱望された彼は、しかし全てを捨ててその地を去った。
その腕を惜しむ人々からは帰還を望まれているが、その誘いには首を振り続けている。



「人が幻想を抱くのは、原因と結果をつなげる定義を理解していない時だよ。その定義を生み出すのが人の努力であり、その結果が魔術となるんだ。
　――真の魔術には、世界の定理と人の努力以外の要因は存在しないのさ」

メイクアップ作成
マヤカシペルソナ＋タタラＡ＋カリスマＢ