「私に未来が分かる訳ではない。
　　　　　　　私は単に、帰納法的論理から導かれた方程式を解いただけだ」

　もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、かつもしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば、この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も（過去同様に）全て見えているであろう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<Wikipediaより抜粋>

　つまりこれは、『総ての物体のパラメータが分かっていれば、未来の完全な予測が可能である』という古典力学の究極の考え方であり、これをその提唱者の名前を用いて、“ラプラスの悪魔”と呼ぶ。
　量子力学をはじめとする現代物理学においてこの理論は否定されたが、ニューロエイジにおいてこれを体現しているのではないかと思われる男が現れた。
　それが彼、朝永陽一である。
　もちろん彼は悪魔でもなんでもない。理論物理学者であり数学者でもある彼は、卓越した推理力と明快な方程式を以って、あらゆる事件の謎を明かし、結果を予測する。この様子から付けられた二つ名が“ラプラスの悪魔”だったのだ。
　しかし彼は、自らの推理を評してこう言う。

「これは推理などではない。
　　　　　結果から導き出される方程式に境界条件を合わせれば、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　初期条件は自ずと見えてくる。それだけだ」

　もし解決不能と思われる事件に突き当たったら、彼に相談してみるといい。彼の知的好奇心をくすぐることが出来れば、無条件で相談に乗ってくれることだろう。
　おそらくこう言いながら――

「ふむ……実に興味深い……」


♪イメージ音楽　福山雅治 vs.〜知覚と快楽の螺旋〜
http://www.youtube.com/watch?v=DFM76_zFb4w

▼まとめ
http://one.freespace.jp/code1st1/nova/YO-1.html

▼能力値上昇　0
▼技能修得　110+170
▼常備化　8
0+110+170+8=288
288-145=143