「情報の海ってわかる？ＷＥＢのこと。うん、刺激的だって言う人も多いけどね。ボクからすれば逆に落ち着くな。母なる海だから、ボクからすれば」
　　　　―――友人との会話
　
「調査と介入のための三流コードが自我を持つ。それは滑稽なことなのかもね？君はどう思う？」
　　　　―――自嘲するでもなく、透明な笑みと共に
　
　
　情報屋を営む年若い少女。
　外見は十代半ばを過ぎた程度だが、情報屋としてはそれなりの腕を持っている。
　その正体は―――ＡＩ。
　電脳聖母事件を経て、情報探査プローブに備え付けられていた簡易人格が―――本当に人格として独立してしまった、というのが発生の由来。
　元居た場所（とある企業の中枢トロン)から抜け出し、行きがけの駄賃に義体をかっぱらい、ストリートで情報屋として独立する事になる。
　
　人間に憧れつつも、人間とＡＩの差異について悩むＡＩ生命体。
　人格設定は女性、設定年齢１６歳とは本人の弁。
　実際はＡＩ生命体と化してからの時間は一ヶ月程度。
　人間という曖昧なものに興味津々の癖に、思考も喋りもやたらロジカル。
　理屈っぽいが、どこか感情めいたものを見せる事も。
　ただ、その感情にも理屈を付けたがるところが彼女らしさか。

　趣味は人間観察。
　仕事も人間観察。（本人談）
　
　
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▼能力値上昇
▼技能修得 60+40
▼常備化 75