「貴方の存在は秩序を壊す。それは私の望む所ではありません」

　代々、世界魔術協会に属しアストラルの秩序を守護する任につく一族の末裔。
　通常の退魔の他に、色々な意味で“やりすぎた”魔術師を調査、討伐する役目も負う。

　だが、多くの人は知らない。彼自身もまた秩序を乱す存在だと言う事を。
“星を崩すもの”の忌み名を持つ“ゆるされざるもの”の一人であると言う事を。
　彼自身、秩序を護る為に消されねばならぬ人間なのだ。

　彼はそれを自覚し、自らがイレギュラーである事を知っている。
　だが、彼の背負う秩序を護る者としての家柄がそれを隠す定めを彼に負わせた。
　秩序を乱す者でありながら、秩序を護る者。
　大きな矛盾と、人が抱くには大きすぎる力を抱えたまま彼は生きる。
　それこそが、彼の生き様であると言わんばかりに。

「態度を改めれないと言うなら、消えて頂くしかありませんね」

▼能力値上昇 ▼技能修得 ▼ブランチ ▼常備化