一見、軍服を着た人造人間（いわゆるフランケンシュタインの怪物）のコスプレをしているかのように見える少女。しかしその実態は、本当に軍服を着た人造人間である。

彼女は、災厄よりもはるか前の時代に、死者を素材とした完全兵士として作られた実験体である。その製造は科学的手法によって行われたが、その基礎理論に憶測と直感に従った部分が多く、偶然その部分がオカルト的な結果を呼び起こし、科学と魔術のハイブリッド的な存在として誕生している。彼女を作った国は彼女を製造した直後に滅んでおり、長く野良人造人間として存在していたが、現在はアルドラに拾われ、彼女のエージェントとして活動している。自己進化能力を持っているため、スペックは製造当時から大きく変化している。

完全兵士として生み出されただけあって戦闘能力は高く、戦闘時には格納された武装を展開して敵を攻撃する。一方情緒面の方は起伏が非常に薄く、冷徹といえるほどである。情を解さないわけではないが、頭で理解したような形でしかないため、時としてずれることがある。基本的には判断を理をもって行うため、敵に回しさえしなければそれほど危険なわけではない。

余談ながら、完全兵士プロジェクトの成功例は彼女を含め全７体、その全てが女性型である。これは製作陣の趣味という訳ではなく、単に女性の方が生命力が強いため、素材として適していただけのことである。彼女以外の６体の居場所については、現在不明。また、フランケンシュタイン姓を名乗っているが、これは完全兵士計画の計画名が「フランケンシュタイン計画」だったことに由来しており、彼女自身はかのＦ博士の末裔でも、彼の作品でもない。

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化