「殴り子って呼ばないでください！」ぐしゃぁっ！！

「風紀委員は正義です！絶対です！権力です！圧制なのです！！うふふふふふふふ……」


三つ編み眼鏡が特徴的なごく普通の女子高生……巨大な、バールのようなものを所持していることを除けば。

バールと呼ぶにはあまりに大きすぎる、 大きく、分厚く、重く、そして大雑把すぎる、そのバールのようなものこそ、伝説に名高い「妖バールのようなもの」である。これに殴られたものは、一見どれほどひどい怪我を負ったように見えたとしても、実際には死ぬことも深刻な障害が残ることもなく、怪我自体もものの数分で治ってしまうという、世界で一番安全な武器なのである。……もっとも、だからといって痛くないわけじゃないのだから、ある意味世界で一番残酷な武器でもあるのだが。

この「妖バールのようなもの」の継承者である彼女は、その物騒な獲物に反して、ごくまともで常識的な人物である。まあしょっちゅうその獲物をぶん回してはいるが、それで誰が死ぬわけでもないんだから問題はない。たまーにいっちゃったような台詞をはいたり、むちゃくちゃテンション上げたりすることもあるが、まあ若いんだから仕方がないよねっ！


……すまん、いくら死なないからって、やっぱり俺も殴られたくはないんだっ！あ、でも、普段はまともなのは、一応事実……えっ！い、いえ違います、いつでもあなたはまとも……ぎゃあっ！（ぐちゃっ）

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化